お使いの Twilio アカウントで発信または受信した通話を録音する方法は 3 つあります。
TwiML で <Record> を使う
発信者のみが話す通話の内容を録音する場合に使用する方法です。
通話が接続された後、Twilio が取得する TwiML に <Record> 動詞を追加します。ボイスメールシステムの構築や、電話投票システムで利用者に発言を録音してもらう時に使用する方法です。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<Response>
<Say language="ja-JP">
30 秒以内でメッセージを残してください
</Say>
<Record
action="https://example.com/recording"
maxLength="30"
/>
</Response>
TwiML で <Dial> の record 属性を使う
転送電話の録音や、カンファレンス通話の録音に使用する方法です。
<Dial> 動詞で通話を接続する際に、以下の属性のいずれかを指定します。
record="record-from-answer"
record="record-from-ringing"
record="record-from-answer-dual"
record="record-from-ringing-dual"
REST API で発信する際、パラメーター Record=true を指定する
発信通話の全体を録音する場合に、この方法を使用します。
REST API による通話の発信でリクエストを発行する際に、Record=true パラメーターを追加します。
通話の途中から録音する
Create Recording on a Live Call を利用することで途中から録音を開始し、途中で録音終了させることができます。Call SID を指定するだけで利用可能です。
録音ファイルの取得方法
録音ファイルは通話終了後に即時できるわけではなく、通話時間に応じて数秒後から数分後に生成されます。そのため録音ファイルの生成が完了したかは recordingStatusCallback をご利用ください。
recordingStatusCallback に指定した URL に録音完了後、録音ファイルの情報が通知されます。
また Twilio コンソールからもダウンロード可能です。通話の Call Logs のほかに、Recording Logs から録音ファイルの一覧も取得可能です。
https://jp.twilio.com/console/voice/recordings/recording-logs
日本語音声データのテキスト化
Twilio は音声データをテキスト化する Recording Transcription がありますが日本語には対応していません。そのため AmiVoice や Google Cloud Speech-to-Text などの外部サービス連携をご検討ください。
下記は録音ファイルをテキスト化する方法と、通話中にリアルタイムにテキスト化するサンプルとなります。
- Twilioの録音データをAmiVoiceで音声認識させる方法 - Qiita
- TwilioとAmiVoiceを利用して通話の内容をリアルタイムに音声認識させる方法
- Using Google Cloud Speech-to-Text to transcribe your Twilio calls in real-time
関連記事
- 通話録音をはじめるにあたって
- Twilio の通話で作成される録音ファイルの仕様は何ですか?
- 通話録音をダウンロード・削除 に関するプラクティス
- Twilio Voiceの通話録音向け外部ストレージ機能リリースのお知らせ
- 通話録音の料金カウント・分数カウントはどのように行いますか?
0 コメント